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受取拒否モードがオフになった日

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先日、49回目の誕生日を迎えました。

繰り返される誕生日に
誕生日が何たるかも忘れかけていたのですが
娘からのバースデーカードを読んだ瞬間
ハッとさせられました。

わたしが娘の誕生日を
心の芯部が温かくなるのを感じながら
その生命の誕生と
今日まで元気に育ってくれたことを祝うように

わたしもまた父と母の間に生を受け
今日までありがたく生かしてもらい
さまざまな悲喜こもごも貴重な体験をさせてもらい
尖った性格も(体も、涙)丸くなり
人として成長の機会をもらえて……

両親への感謝と、祝ってくれる周りの気持ちを
しっかり受け取り、共に感じ入り、また感謝する。

49歳になってようやくです。
そんな境地に至りました。

***

いままでどれだけ受取拒否してきたんだろう。

意図してそうしてきたわけではなく、
ひとの気持ちを無意識にサラッと流してしまう
悲しい癖があったように思います。

怖かったのかもね
ひとの気持ちと向き合うのが。
だからセンサーをOFFにしてきたのかも。

けど、感動する力って
人生を豊かに生きるうえで
なくてはならないくらいすごく大事ですよね。

人の気持ちだけでなく
あらゆる素敵なものに気づく
感動センサーともいうべきか?

センサーにひっかからなければスルーして終わり。
センサーに多くのものがひっかかれば
いちいち些細で他愛のない日常に感動できて
感謝できて人生を愛おしいと思えるんですから。

そう。
わたしはこの力が弱いと昔から気づいてました。
だからここ数年、鍛えてきたんです。

感性を磨こうと
あまり興味のない映画を
ジャンル問わずに観まくり
特にピンとこない美術展に足を運び
話題のアートに触れ
気の向かない誘いでも
基本イエスマンになり乗っかることで
行動範囲を広げるよう意識してきました。

その効果が出たんだわ、きっと。
いや、間違いない。
きっと、それ。

***

そして、その翌朝も新しい発見がありました。

いつもの駅までの道。
左右に家が立ち並ぶ坂道を登っていたとき
景色がいままでとまるで違くみえたんですね。

コンタクトし忘れたとかじゃなく、ね。

ジブリ映画のように
色とりどり色彩あふれる
家々の庭に咲く春の花たち。

道端のポピーは日差しにその花びらを煌めかせて。

あ、え?なんだ???
気持ちいい!!!

***

わたしはいつも
うつむいて歩いていたのかもしれません。
見えるのは灰色のコンクリートの地面だけ。

これもお得意の、無意識的な受取拒否です。

***

視点が変われば
世界は想像以上に美しいかも。
慣れ親しんだ景色のなかに発見があるかも。
受け取りたいものが目に飛び込んでくるかも。
つまりは、受取拒否モードが解除されるかも?

だからあなたがもし
今日うつむいて歩いたなら
いまこの瞬間から
わたしと一緒に顔をあげてみませんか?

受取拒否の世界から
受取放題の世界へ!
一緒に踏み入れましょう。

扉はほら、こんなに簡単に開くのだから。

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